八海山の節分祭は大寒の1月28日から節分の2月3日まで、各地から参集した行者が雪に閉ざされた神域に結界し、昼夜二度にわたり瀧に打たれ更に護摩祈祷をして執り行われます。自らの罪穢れを祓い清めるだけでなく、この間、厳しい修行を通して敬拝者一人一人の切なる願いを背にひたすら祈念し続けます。
その満願の日が節分祭です。人々の八海山の節分祭に寄せる期待が大きいのはこのためです。
八海山尊神社では豆や切り餅の外、奉納された盛り沢山のお菓子やら各種の縁起物、さらには思いもかけない景品の数々も当り券としてまかれています。
寒修行大寒より満願の節分祭までの七日間、身も凍てつく丈余の積雪の中を修行者達は里宮不動滝で水垢離をとり、五穀を断ち、護摩祈禱を行う。
写真協力:和田義男様